私が40歳で結婚して、子供が欲しいと思った時、いったい何歳まで子供を埋めるんだろうって考えました。
その時に知ったのが、人口動態統計というもの。
その中に、母親の年齢別にみた実際の出生数が報告されています。
平成30年のものが、出るのを待っていたのですが、やっと報告されました
(都道府県の報告漏れ等があり、再集計が必要になり遅れたそうです)
実際に、50代で出産している人がいるのか見てみましょう
50代以上の出産数は68人、45~49歳は1,591人
見ていただければわかると思いますが、過去3年間をみても、50代で出産した女性は、60人を超えています。
2018年に50代で出産した人は68人になっていて、70人を超える勢いです。
50歳を過ぎてから出産している人が年間で68人という数字。人によっては多く感じ、人によっては少なく感じると思います。
思った以上に多いいなぁというのが私の印象です。
もし40代で子供を望んでいるのなら、希望の持てる数字だと思います。
私は幸いにも41歳で子供を授かりました。そして42歳で出産することに対して迷いは一切ありませんでした。
しかし、50代だったらと考えると、やはり迷いが出ます。
恐らく50代で産んだ方たちも、悩み考えた末に産んだと思います。
子供の将来のこと、自分の年齢を考えて、悩まなかった人はいないと思います。
そして誰よりも覚悟して産んでいるんじゃないかと。
50代で高齢出産した人68のうち初産は49人
平成30年(2018)に生まれた子供の年齢別に見た出生順位です。
母親の年齢 | 第1子 | 第2子 | 第3子以上 |
40~44歳 | 18,655 | 20,339 | 12,264 |
45~49歳 | 717 | 491 | 383 |
50歳以上 | 49 | 14 | 5 |
やはり、どうしても子供を授かりたかったというのが、この数字でみえてきます。
50代で出産した人の約7割が初産だったということが解ります。
(ただ、第1子になっていても、戸籍の関係で実は2人目ということはありえますが。。)
注目すべきは、45歳から49歳の出産で第1子を授かっている人が766人もいることです。
妊娠という奇跡は、加齢とともに、本当の意味で、とんでもない奇跡になっていきます。
だからこそ、その軌跡に涙が出そうになります。
気になるのは自然妊娠なのか、不妊治療をしてなのか
残念ながら、この人口動態統計調査では、自然妊娠での出産なのか、それとも不妊治療をしての出産なのか、そこまでは解りません。
そこで、50代での自然妊娠とはあり得るのか。
実際にいないか調べてみました。
yahooの知恵袋で実際に50歳で妊娠しているのが解り、50代での出産に対して相談している人を見つけました。
超高齢出産恥ずかしながら。妊娠してます・現在50歳
今の主人とは再婚で。私のは27歳。24歳。20歳の子供がいます
主人には子供はいません。こんな年で出産できるのか。不安です
50歳で妊娠した女性の相談はこちら
※なぜかアダルトのカテゴリになっていて、yahooアカウントへのログインが必要です
50歳での自然妊娠したということが解ります。
凄いことです。本当に。
でも、本人にとっては予期せぬことで、戸惑いが感じられる内容になっていました。
特に、既に3人の子供がいて上は27歳で下が20歳ということなので、戸惑うのも当然だと思います。
この後、彼女が無事に出産したかどうかまでは解りませんが、50代の自然妊娠は確率も低く、難しいことだけど、不可能ではないと言えます。
不妊治療を止めた後に48歳で自然妊娠した人もいる
この動画は、新しいパートナーとの間に子供が欲しくて医者からは難しいと言われながら不妊治療をするも、引越しを機に治療を止めた後に自然妊娠した話です。
奇跡、奇跡と何度も言ってしまいますが、これもまた奇跡です。
こういう動画を見ると、不妊治療って何だろうって思います。
妊娠するために一番大事なことって、やっぱり心なのかもしれないと思える動画でした。
53歳で出産した坂上みきさんの話
坂上みきさんってご存じですか。
私は、高齢出産について色々と調べていて彼女のことを知りました。
ざっと高齢出産までの流れをまとめるとこんな感じ。
- 2006年 年下の男性と結婚
- 2012年 不妊治療で53歳にして出産
(結婚から出産までの間に一度流産の経験あり) - 現在は日本テレビ「暇人ラヂオ」に出演、ラジオ日本「坂上みきのエンタメgo!go!」のパーソナリティ
「子供が欲しい気持ちに抗えなかった」53歳で“超高齢出産”坂上みきの今
こちらでは、不妊治療中、妊娠しないという現実を何度も突き付けられて辛い思いをしたことや、悪意のある言葉を受けてもなお、不妊治療を続けた気持ちについて産経ニュースの取材で語っています。
中でも私の心をとらえたのは、こちら
子供が欲しかった。その気持ちが辛い不妊治療を続ける意思になっていたということ。
たとえ、エゴや自己満足と言われようとも、その気持ちが消えなかったんですよね。
メディアに顔を出しているからこそ、余計に辛かったと思います。
話がそれそうですが、50代での高齢出産の形は色々あるんです。
自分が本当に望むなら、辛くても頑張れるなら、私は50代での妊活も応援したい。
無責任と言われようとも。
だってきっと本人達が一番悩んで考えた結果の行動だと思うので。
平成30年 母親の年齢別にみた出産数
ここで、出産年齢と生まれた子供の人数が気になったので表にしてみました。
晩婚化が進んでいるのは、間違いありませんね。
30~34歳での出産が一番多いです。
14歳以下で出産している人が37人もいることにも驚きました。
早く産んでも、遅く産んでも何かしら言われる時代
私のように高齢出産で子供を産むと、子供の将来を考えないエゴだと思う人もいるようです。
私自身は、幸いにもそんな風に言われたことはありませんが、yahoo知恵袋なんか見てると、好き勝手にみんな言っています。
高齢出産だけに限らず、10代で出産する人に対してもいろいろ。
でも、誰の人生でもなく、自分の人生です。
確かに子供に与える影響が無いとは言えません。
でも、誰しもが悩んだり、苦しんだりして、笑顔になる為に決めたことなので、その辺は周りの人がどうこう言えることじゃないと個人的には思っています。
決めたことに責任をもって、子供と向き合っていきたいです。
まとめ
毎年、40代はもちろん、50歳を過ぎた女性からも新しい命が誕生しています。
14歳にみたない女性からも命が誕生しています。
数字だけみると、50歳を過ぎての妊娠は可能ですが、望むのに出来なかった人が多くいることも忘れてはいけません。
高齢出産をした私が言うのもなんですが、やはりリスクや妊娠率のことを考えると、子供を望むなら20代のうちに出産に対しての知識を得ておいて欲しいと思います。
そして、40歳を過ぎて妊活をしている人は、紹介した48歳で自然妊娠した女性のように、ちょっと視点を変えて、心を豊かにしてみて欲しいなと思っています。
何が正解かは、やってみないと解らないことだけど、妊娠は精神的な安定が不可欠だと思うので、気負いせず、頑張って欲しいなと思います。
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