高齢出産に立ち向かう人の多くが悩むのが、出生前診断です。
ダウン症と年齢の関係でどれくらい確率が上がるのか?については、こちらで確認してください

私は、高齢妊娠はダウン症児が産まれる確率が高くなることも理解しました。
そこで、次に気になるのは出生前診断のことです。
賛否両論ある内容なので、まずは、賛成、反対という感情は抜きにして、事実をお伝えしたいと思います
高齢出産と出生前診断【ダウン症など】の種類について
出生前診断の種類をお話しするまえに見て欲しい動画があります
助産師さんが考える出生前診断についてです
動画みました?
では一般的な出生前診断の流れを凄く簡単に説明しています。
ダウン症の出生前診断は
- 超音波検査
- 血液検査
- 母体血清マーカー検査(クワトロテスト)
- 新型出生前診断(NIPT)
- 羊水検査
この4つが一般的で、超音波検査と血液検査で確定診断はおりません。
「ダウン症の可能性がありますよ」程度の話です。
ダウン症か否か、確定させるには、最終的に羊水検査を受ける必要があります
では、それぞれを説明していきます
超音波検査
ダウン症の赤ちゃんには、多くの特徴があります。
- 首のうしろのむくみ
- 手足が短い
- 頭が大きい
- 心臓の病気
- 特徴のある顔
上記の特徴がみられた時に、可能性としての話が出てきます
エコー検査での特徴をもっと詳しくはこちらへ
血液検査(クワトロテスト、NIPT)
どちらも、血液を採取するだけの簡単な検査です
母体血清マーカー検査(クワトロテスト) | 新型出生前診断(NIPT) | |
検査できる期間 | 妊娠15~18週 | 妊娠10週~ |
検査できる疾患 | ・21トリソミー(ダウン症候群) ・18トリソミー(エドワーズ症候群) ・神経管閉鎖不全症 | ・21トリソミー(ダウン症候群) ・18トリソミー(エドワーズ症候群) ・13トリソミー(パト―症候群) ※(性染色体、全染色体検査、微小欠失検査) |
結果が出るまで | 約2週間 | 約2週間 |
価格 | 2~3万円程度 | 15万円~20万円越えも |
検査の精度 | 83% | 99.1% |
NIPT検査は認可を受けた施設と、そうでない施設とがあるようです。
基本の検査は、21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3種類が基本
他の検査は、施設によってオプションで付いていたりしますので、確認してみましょう
確定診断は羊水検査か絨毛検査
羊水検査 | 絨毛検査 | |
検査できる期間 | 妊娠15~18週 | 妊娠10~13週 |
検査の方法 | お腹から針を刺す (麻酔なしの場合あり) | ・お腹から針を刺す (局所麻酔あり) ・膣から |
価格 | ※12~15万 | 10~20万 |
結果が出るまで | 2~3週間 | 2~3週間 |
流産、死産のリスク | 0.3% | 1~2% |
※NIPTを同じ病院で受けてからの羊水検査の場合、無料で羊水検査をしてくれる施設もあります
検査内容、条件、期間、価格などは施設によって異なるので、あくまで目安として見ていただければと思います
羊水検査で陽性と確定診断を受けた人の中絶率の高さ
調べていて驚いたのは、羊水検査でお腹の中の子供が障害を持って生まれると確定された人の多くが中絶をしていることです
出生前診断:羊水検査で陽性が出た場合の中絶率

なんと、90%の人が中絶してるみたいなの
悲しい気持ちと、理解も出来る気持ちと、色々な感情が心を支配しました
ただ一つ言えるのは、私はこの決断を批判したりできない。
どんなに辛い思いして、お腹の中の赤ちゃんとサヨナラしたのか?想像だけどできるから
羊水検査後の中絶は、本当にツライ
羊水検査の結果を見てから中絶するには、出産の形をとります。
検査できる期間の影響や、検査結果が出るまでに時間がかかることもあり、法律で中絶が許されている期間まで猶予がないこともあります。
この頃の中絶は、促進剤を使って産むのです
私が話すより、実際にダウン症の子供をお腹に宿したお母さんが中絶にまつわるブログを見てください
産んであげたい気持ちと、産んであげられない気持ちの葛藤に涙が出ました。


どんなに辛かっただろうって思うと、いたたまれません
NIPT検査ができる施設が急増で驚いた
私が2015年に息子をお腹に宿して、調べまくった時は大学病院でしか検査していませんでした。
しかも、私の住む県にある大学病院ではやっていなかったので、隣の県まで行く必要がありました。
そのうえ、必ず夫婦一緒にカウンセリングが必要で、2人で仕事を休んで何度か県外げ足を運ぶことができるとは思えず、諦めたのを覚えています
2021年に確認すると検査施設が増えていた
NIPT検査に対応している施設が驚くほど増えていました。
この数年でここまで変化した理由が詳しく書いてある記事を見つけました


安く、結果だけ知りたい人にとっては認可外施設での検査も良いかもしれませんが、アフターフォローなど無いと思うおで、結果次第では、相談もできずに辛い思いをする人もいるかもしれません。
今ならNIPT検査をやっていたかもしれない
価格は2015年と変わらず高いけど、同じ県内で出来るならやっていたかもしれません。
私がNIPTを受けなかった最大の理由は、この二つでした
- 夫婦で何度か通わなければいけない
- 自宅からの距離が果てしなく遠い
まず、自分一人でも行けるところがあり、県内で検査が可能なら値段が高くてもと思ったと思います
NIPTと羊水検査の両方対応している病院が良さそう
- 検査結果の確率と、手軽さを考えるとまずはNIPT検査で確認
- 陽性だった場合、同じ病院で羊水検査を受ける
この流れが一番、コスト的にも流れもスムーズな気がする。
ただし、NIPTが陽性の場合は羊水検査を無料で受けれる施設に限ります
あくまで、私がざっと調べた限りの結論なので、ご自身でも近くの施設などを調べて正しい結論に結びついてほしいなと思います。
もちろん、出生前診断を受けると決めた場合の選択方法として
病院によって、対応している内容も違いますし、話の進め方も違うと思います。最終的には、信頼できる医師や病院を見つけて、自分に合った方法を探すようにしましょう
まとめ
出生前診断をすると決断したら、今度はどの検査をするか?考えないといけません
選択肢が複数あるので悩むと思いますが、もし陽性だった場合、心のサポートもしてくれ、NIPT検査と羊水検査の両方に対応している病院があればベストだと私は思いました。



そんな理想の病院があればの話だけど。。
認可を受けた産院をぜひ探してみてください
ちょっと私も都道府県別に探してみたいと思います
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