私は妊娠が発覚してから、高齢出産について色々調べ、リスクについての理解も深まっていきました。
その中でも一番不安だったのが、子供が障害を持って生まれるリスクです
妊娠するだけでも凄い確率で、念願の赤ちゃんがお腹にいるっていうのに、子供が障害を持って生まれたら?と考えただけで不安が頭の中を占拠してしまいます

考えに考えて、私は出生前診断を受けないという結論に至りました
その理由と、いろいろと私なりに調べて考えたことを書いてみたいと思います。
同じように、悩んでいる人のモヤモヤが少しでも解消する手助けが出来たらいいなと思っています
私が高齢出産を前に出生前診断(ダウン症の検査)を受けなかった理由
まず、私が出生前診断を受けなかった理由から話そうと思います
理由は2つあります
(後で1つ追加して3つになりました)
①結果が陽性だったとしておろせるのか



もし検査して陽性だったらどうする?



ショックだけど、おろすなんで考えられない
結果が陽性だったとして、自分が赤ちゃんをおろすことができない
私には無理な決断でした。
もちろん、検査を受けることで事前準備ができる、心の準備も出来るという考え方もあります
ですが、私は陽性の可能性も頭に入れつつ、どんな子供でも育てようと決意しました



カッコよく聞こえますが、心の奥では不安と戦っていました
検査をしないと決断しても、やはり元気に産まれてきて欲しいと願うのが母親ですから
もしかすると、現実から逃げようとしていただけかもしれません
そしてもう一つの理由がこれです
②羊水検査でのリスクを考慮した
出生前診断で、陽性か陰性かの確定診断は羊水検査しかありません。
そこで、羊水検査について調べると、少ないけど流産のリスクがあることが解りました
41歳での妊娠が奇跡的に出来た
でも、羊水検査で流産してしまったら?
そう考えると、無理でした
若くないので、次に妊娠できるとは限りません
結婚から1年かかりました
また1年で出来るとは限りません
そして、その赤ちゃんが検査の結果で何ともなかったら
そう考えると、無理でした



あくまで私が出生前診断をやめた理由なので、自分の意思をきちんと確認して、検査を受ける受けないを決めましょう
③45歳で出産予定の妹の話
ここで一気に話は変わって妹の話です
妹は現在45歳(2021.03.03)で、出産予定が2021年の4月です
先日、出生前診断について聞いてみると
みたいなことを言っていました
考えることすら逃げている妹です
今なら新型出生前診断(NIPT)は受けていた
私が妊娠した2014年から2015年は、血液検査で出来る新型出生前診断(NIPT)は普及し始めたばかりで、私のいる県では検査をしているところがありませんでした
当時調べた時も、近くて広島まで行く必要があり、夫と一緒に何度か通わなければいけませんでした
それは、仕事をしながら不可能で、諦めたのを覚えています



今もし私が妊娠した場合、NIPTの検査を受けるかもしれないと考えています
その理由は2つあります
①近くの大学病院で検査が可能に
確認してみると、当時はやっていなかった新型出生前診断(NIPT)を近くの大学病院が初めていました
私が妊娠した時にやっていれば、検査していたかもしれないと思います
近いと言っても、5時間くらいはかかるんですけどね
②13、18トリソミーについて知ったから
私の出生前診断についての知識は、あまり乏しくなくてダウン症の子供かどうか?が解るものだと思っていました
ですが、ダウン症の中にも種類があり、それ以外の染色体異常も解ります
詳しくはこちらで記事にしています
出生前診断の種類や中絶率について


その中の13と18トリソミーについて知ると、前もって知っておくことも必要かもしれないと思いました
先ほどの記事でも紹介しているブログで、病院の先生が18トリソミーについて説明している文面を引用します
多くの赤ちゃんは、12週までの初期流産で淘汰されている。いま、生きていること自体が奇跡的な確率であること。それでも、生き残った多くの赤ちゃんは、臨月まで持たずに死産となることが多い。そこをくぐりぬけた先に生まれることができたとしても、1か月以内に死亡する可能性が50パーセントである。1年以内に亡くなる可能性は90パーセント。それも、心疾患など、生命を維持するのに大切な複数の臓器に非常に重篤な障碍があり、手術が成功すれば生きながらえることができる状況である。知能についても、遅れる傾向にあるが、それ以前に生命を維持することができない可能性が高い。この大学病院では、過去1例だけ、4歳まで生きた児がいるが、ほぼすべて短命である。生まれてすぐに息を引き取ることも多かった。また、18トリソミーは治る見込みが非常に低いことから、積極的な治療を行わないことが多い。当病院でも、行うことができない。もし産む決意があるのであれば、まずは治療ができる病院を探すことからである。治る病気なら、いくらでも治療をする。ただ、18トリソミーについては、完治することはない。それを理解してほしい。21トリソミーであれば、生きることができるので迷うこともあると思う。ただ、13トリソミー、18トリソミーについては、そもそも生きることが難しい。
引用元:中期中絶の記録 18トリソミー



生きることが難しいって、酷な言葉です
子供にとっての幸せってどっちなんだろう?
生れても苦しい思いをしたり、シンドイ思いをさせることになる
動くことも歩くことも出来ないまま、死を迎える可能性が高い
それなら。。。
子供にとって、どっちがいいの?
私なら絶対にそこを考えて悩み苦しむはず
それを決めるのが子供自身でなく、親である自分になる
もし私なら、産まないという選択をしたかもしれないと正直思います
まとめ
- 出生前診断をする
- 出生前診断をしない
この選択について、私は結果的に陽性になったときにおろせないからという理由で「しない」を選びました
(今なら決断は変わっていたかもしれません)
ただ、私なりに出生前診断について調べて思ったことは、その人たちの立場や環境、そして子供の状態
いろいろな事が絡み合って、悩んで答えを出している
だから、その答えを尊重するべきだと私は思う
他人がとやかく言うことでは、決してない
妊娠した子供の親が、考えて決めることなのです
私はそう思います
コメント