妊娠して喜んでばかりもいられないのが高齢出産。家から近い個人病院に行って
高齢出産の初産はうちで対応できません
なんて言われることが無きにしもあらず。
でも、近くの個人病院より、ちょっと遠い総合病院のほうが、個人的には安心だし、結果的に良かったってこともあります。私たち高齢出産3姉妹も、最初から選ぶ基準は安心して出産できる周産期医療センターに決まっていました。
高齢出産で初産!病院の選び方。失敗しない3つのポイント
ポイントは3つ
・高齢出産なら、周産期医療センターを選ぼう
・万が一に備えて、NICUがある病院
・楽しく出産より無事出産を最優先
それでは、ひとつひとつ解説していきます。
①高齢出産なら、周産期医療センターを選ぼう
高齢出産=ハイリスクな出産です。
もちろん、高齢出産でも若い年齢の出産でもリスクはつきものです。ただ、高齢出産になると、そのリスクの確立が上がってしまいます。
妊娠中、出産中、産後にいたるまで、ずーっとハイリスクなんです。残念ながら。
何かあったとき、きちんと対応できる病院で出産するほうが安心です。
子供だけでなく、自分自身の体を守るためにもです。
何かトラブルが起こった時に、対応できる病院が周産期医療センターです
周産期とは=妊娠22週目から生後7日未満
この間に起こるかもしれない緊急事態に備えて、母親と生まれてくる赤ちゃん、生まれてきた赤ちゃんに対して専門的な医療に対応できる施設のことです
総合病院なら大丈夫と思っていても、周産期医療に対応していないケースもあります。
最近では病院もホームページがあって、どんな医療をしているか公開しているので、自分の近くに周産期医療のある病院がないか探してみましょう。
自分の住んでいる市町村の役所に電話して保健師さんに相談するのもおススメです。
基本、保健師さんはそういった母親のサポートも仕事にしているので、様々な情報を持っているはずですから、相談にのってくれるでしょう。
②高齢出産なら、万が一に備えてNICUがある病院
産まれてきた赤ちゃんに何かトラブルがあった時、小さな新生児にも対応できる設備がある病院だと思ってください
NICUとは
新生児特定集中治療室のこと。色々な病気やトラブルのある新生児を集中的に見てくれる部門です
私の姉も、出産後に子供と離され、子供だけNICUで過ごすことになりました。
なぜそうなったかは、別の記事でお話ししますが、もし姉がNICUのない病院で出産していたら、子供だけ顔も見れないままNICUのある病院へ運ばれていたと思います。
そうなると、母と子が別々の病院で過ごすことにもなりかねません。
NICUのある病院なら、一緒にいられなくても、顔を見に行けます。
大変な思いをして顔も見に行けないと、想像しただけで辛いですよね。
ということで、NICUのある病院が安心です。
とはいえ、NICUのない周産期医療センターは考えにくい(周産期の中に生後7日までが含まれるため)ので、周産期医療センターがあるところを探せばNICUもあると思ってよいです。
③高齢出産なら、楽しく出産より無事出産を最優先
周産期医療センターとNICUのある病院の補足になります。
誰でも、産後に美味しい料理が出てきて、手厚いサポートのある完全個室で、シャワーもついている個人病院とか、出産の方法も選べる病院がいいとか。
人生の大イベントして、楽しく楽に出産したいという気持ちは誰しもあります。
私もそれが出来るなら、そうしたい。42歳の初産でも、もしかしたら対応している個人病院があるかもしれません。
でもです。
35歳以上の高齢出産なら、私は安全を最優先させるべきだと思っています。
せっかく42歳にして授かった大切な子供に絶対会いたいですから。
ということで、個人病院や産院といった選択肢は無くしましょう
ただし、どうしても個人病院で産みたい!という方は周産期医療センターの近くにある個人病院にすることで、赤ちゃんに何かあっても、直ぐに病院へ直行できます。
もちろん、個人病院がOKを出してくれればの話になります
④出産後は個室で過ごせる病院を選ぶ
これは、私の経験から言えることですが、産後は個室で過ごすべきです。
私は、何度かの手術経験があり、術後も個室は絶対に頼みませんでした。
金銭的理由からですが、後悔したことはありません。
そんな私が、産後は個室で過ごすべきだったと後悔しました。
赤ちゃんが夜も泣いて、他のお母さんに迷惑をかけてしまうのでは?と
部屋から抜け出して、別の部屋へ移動して過ごしました。
本当にずっと泣いてばかりの子供だったので余計です。
産後は必ず個室を確保できるように、前もって頼んでおきましょう。
個室は数に限りがあるので、早めにお願いしておくと良いです
周産期医療センターでの出産で気になることや注意点
家の近くに周産期医療センターが無い場合
出産まで、妊婦検診というものがあります。誰でもあります。
受けない人もいるみたいですが、受けることはとても大切です。
妊娠中、最低でも14回は病院へ通うことになります。悪阻のひどいとき、お腹が大きくて歩くのも大変な時、遠い病院へ通うのは大変です。
では、周産期医療とNICUに対応している病院が近くにない場合はどーするのか。
これは、私の例ですが、出産1か月前までは近くの総合病院の産科に通い、検診を受けて、出産までの1か月間の4回は出産予定の周産期医療センターで検診をうけました。
私の住んでいる地域では出産に対応している病院がないので、既にそういった体制が整えられているので、その流れが可能でした。
近くの産院で34週くらいまでの検診をうけ、34週以降の検診と出産は周産期医療のある病院でできないか相談してみるのもアリだと思います。
ただ、34週になる前に一度、出産予定の病院で診てもらいましょう。
なぜなら、私は近くの病院での検診では発見できなかった、子宮内ポリープを出産予定の病院で見つけたもらえたからです。
ポリープくらいなぜ今までの検診で見つけられなかったか不思議でしたが、そういうこともあるので、やっぱり専門の病院というのは大切です。
周産期医療センターは紹介状が必要な場合が多い
高齢出産はハイリスクなので、周産期医療センターとNICUの病院がよいと言ってきましたが、そもそもNICUのある周産期医療センターは、紹介状が必要な場合が多いです
紹介状が無い場合、初診料5,000円以上必要になります。待ち時間も長ーくなります。
なので、まずは近くの産婦人科に受診することになります。その時に紹介状を書いてくれますので、それを持って病院へ行きましょう。
高齢出産の病院選び まとめ
何度となく行ってきましたが、結論は
NICUのある周産期医療センターで産む。
これにつきます。
それだけ、高齢出産はハイリスクです。
せっかく授かった命。自分の病院選びで後悔することのないようにしましょう。
自分の出産の形より、赤ちゃんの産声を聞くことを第一に考えてください。
助産師さんの考える、産む場所について
2019.11.20追記です
色々調べていて、Youtubeで、助産師さんのチャンネルがあって、そこで出産する場所を選ぶ時のポイントについて話しているものがあったのでご紹介します。
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